モーメント とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「モーメント」という言葉について解説いたします。

建設・建築の文脈で「モーメント」という言葉が使われる場合、これは「曲げモーメント」とも呼ばれ、構造物に作用する曲げの効果を表す力のモーメントを指します。具体的には、柱や梁などの構造部材に働く外力や自重によって生じる曲げの効果を数値で表現したものです。

簡単に言えば、モーメントはある点における曲げの大きさや強さを示す値で、この値によって構造部材の設計や強度が決定されます。大きなモーメントが作用する部分は、それに耐えうるように部材の断面や材料を選択する必要があります。

モーメントの単位は、日本の場合、ニュートン・メートル(N・m)やキロニュートン・メートル(kN・m)などが一般的です。

建物や橋などの構造物を設計・検証する際、外力や地震、風などの影響を考慮して、各部分のモーメントを計算し、それに対応する構造部材の選択や配置を行うことが重要となります。