バイオプラントとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「バイオプラント」は、医薬品やバイオガスなどを生産するためのプラントです。バイオマスプラントやバイオガスプラントとも呼ばれます。

バイオマスプラントは、植物資源や有機廃棄物を収集し、木質ペレットやバイオガスなどの燃料に加工する施設であり、それを用いて発電や熱利用を行います。バイオマスの利用はCO2の削減に貢献し、再生可能なエネルギー源として環境に良い影響をもたらします。そのため、バイオマスプラントは環境に貢献する重要な施設と見なされています。

バイオガスプラントは、バイオマスを発酵させてバイオガスを製造・収集する施設であり、家畜の糞尿や生ごみ、木材廃材などのバイオマスを微生物の働きによって分解、発酵させてバイオガスを生成します。バイオガスプラントの工程には、原料受入、前処理、発酵、ガス精製、発電などが含まれ、バイオガスの他、消化液を液肥として利用することも可能です。このように、バイオガスプラントは発電や熱エネルギーの収集・製造だけでなく、廃棄物の有効な処理と資源化も行います。