てんばとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「てんば」とは、建設現場で用いられる和製英語の一つで、正確には「点棒(てんぼう)」とも呼ばれます。英語では「Plumb bob」という名前で知られています。これは、鉛の塊または他の重材を紐や糸で吊るした重りのことを指します。

以下、その特徴や用途について説明します。

垂直の確認: 「てんば」の主な用途は、建設現場で垂直を正確に確認することです。重りの部分が自然に真下に向かって垂れ下がるため、上から吊るすことで垂直線を確認することができます。

簡易なツール: 「てんば」は非常にシンプルな構造のツールであるため、誰でも容易に使用することができます。電池や特別なメンテナンスは不要で、古くから建設現場で使われてきた信頼のおける道具の一つです。

壁や柱の位置確認: 建築や土木の現場で壁や柱を設置する際、その垂直位置を確認するために「てんば」が用いられます。また、基礎の位置合わせや、他の垂直を必要とする部分でも使用されます。

正確さと限界: とはいえ、大規模な建設プロジェクトや高精度を求める場面では、より高度な測定機器やデジタルツールが使用されることが一般的です。しかし、「てんば」は手軽さと信頼性から、多くの現場で今でも利用されています。

「てんば」は、建築や土木の現場での基本的な道具として、多くの職人や技術者にとってなくてはならないツールの一つとなっています。